今や国民の約9割(89.8%)の方が何かしらの保険に加入している時代
多くの保険会社の中で今も残る保険外交員制度だが、中には注意が必要な場合もあります
その事について触れてみましょう
☆保険外交員とは☆
今ではネット生命も多く存在する中で、昔からある大手生命保険会社では
今でも保険外交員‥所謂”保険レディ”で営業をかけている会社も数多くあります
保険外交員とは、そのままの意味で『保険を売る人』と言う風に捉えて頂いて
問題ありません
多くの保険外交員が会社から地区(地域)・職域(お客様が働かれている会社に出向く)を
付けられて、その中にいらっしゃる既にご契約があるお客様を担当するように
なっています。
中には『白地開拓』と言って、未契約者が多い地区・職域を1件1件訪問し
保険加入の有無をお伺いした上で、保険契約を勧める手法もありますが
現代では中々難しいと言えるでしょう
保険外交員になるには?
生命保険・医療保険と言えば、お客様にとって大切な命・お体・お金に関わる
大切なものです
その為、生命保険外交員も保険販売をする前に【一般課程試験】と言うテストを受け
合格しなければなりません
この【一般課程試験】と言うものが合格率も80%以上あり
普通に勉強していれば誰でも受かる位のレベルと言っても過言ではありません
この試験に合格すれば内閣総理大臣(金融庁長官に権限を委任)の登録を受け
晴れて保険を「売る」事が出来るのです
保険外交員の保険に対する知識
保険外交員になった後も定期的に試験は行われスキルアップを目指します
保険外交員が受ける試験
・専門課程試験
・応用課程試験
・外貨建保険販売資格試験
・(会社によっては)変額保険販売資格試験・大学課程試験など
しかし、上記の内
外貨建保険販売資格試験に受からなければ外貨建の保険が売れないだけで
変額保険販売資格試験・大学課程試験等は会社自体が受験を求めない所もあります
そして何より問題なのが
大切なお金に関わるお仕事についているのにも関わらず
知識として持っていて当たり前な
専門課程試験・応用課程試験を何度も受験して何度も不合格になっている
外交員が非常に多いと言う事です
この事から『保険を売る』=金融に関係する知識が無くても出来ていると言うのが
見えてきます
!!注意すべき保険外交員!!
長年、保険外交員をしてきて驚くのは
毎月毎月会社が提示するノルマを余裕でクリアするような
トップセールスを誇る保険外交員の人が、実は【全くの知識が無い場合が多い】
と言う事です
月の給与が80~100万あるような方でも、専門課程試験・応用課程試験も受からず
ましてやファイナンシャルプランナー(FP)の資格なんて夢のまた夢‥の様な人が
いるんです
保険の知識が全く無くても、会社にとったら【保険を売ってくれる有難い人材】となる為
「勉強して早く合格してくださいね」位の注意だけで済んでいる‥なんて事もあります
では、金融の知識が無いのにどうやって販売しているのでしょうか?
答えは簡単で、いわゆる「口が上手い」のと”商品のメリットしか話していない”
可能性もあります
金融商品は時にお客様にとって不利益になる場合があります
この世に100%完璧な保険商品が存在しないように
いくら優れた商品でもお客様のニーズ・生活環境・水準をふまえた上で商品を
勧めなければなりませんが
それを無視して「上手い言い回し」で商品のメリットをお伝えし
それに魅せられたお客様が加入する‥と言う事が実際に起こっているのです
その為、加入の時には問題無くても、後々トラブルが起き
そんな事は説明受けていない
全て保障されると思っていた‥等
コールセンターにも苦情が入る事が多々あります
どんな保険外交員が良いのか?
これは何と言っても
知識が高い外交員が一番良いと言えるでしょう
先ほどと同様に会社のノルマを余裕でクリアするほどの外交員の中には
かなり知識が高い方も勿論いらっしゃいます。
その方達は、何年も同じお客様の担当をしていて信頼を勝ち取っています
そして日々の勉強や努力を怠りません
金融機関で商品を売る以上持っているのがベストなFPの資格も
当たり前の様に保有し、お客様からのご質問・不明点もしっかりとした対応で
お客様をご安心させています
保険はどうしても、税金等も絡んで来る事があるので、どんなに知識のある方でも
常に即答は難しくても、一旦持ち帰り
すぐにお調べし分かり次第、すぐにお客様へご連絡する
‥そんな外交員だと安心ですよね?
まとめ
高校卒業の資格さえあれば、保険外交員には比較的誰でもなれる職業です
毎日お客様の為に、勉強し知識を増やそうと努力する一方で
知識は全くないけど保険販売能力に長けている為、給与面では誰よりも高い外交員がいると言うのも事実です
あなたなら大切なお金に関わる相談をどちらの外交員に相談したいですか?
保険は保険会社のものではありません
ましてや保険外交員のものでもありません
あなたと、あなたの家族の「保険」です
その保険を任せる外交員にも、一度目を向けてみる事をおすすめします