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【失敗しない保険選び】医療保険に先進医療特約必要?費用や具体例から考える



 

保険選びの中で『先進医療』と言う
言葉を聞いた事無いでしょうか?

これはほとんどの保険会社で
今ある医療保険に”特約”として
付加するものになっています

嫁子
特約なので数百円~千円程度で付けれる事が多いですが、出来るだけ安く入りたいのが保険と言うもの。要らないのでは?と思いますよね

保険相談を受ける上で、私がお客様に先進医療について付加すべきか
聞かれた場合、迷わず「すべきです」とお答えします!

そこで実際の具体例を交えながらも
解説していきます

 

先進医療とは?

先進医療とは、特定の大学病院などで研究し開発された
「通常の方法では治療が難しい難病
などに対応する新しい治療法」
の事をさしています

厚生労働省に認定された医療技術
もちろんその実績も積み確率された‥
いわば国が認めた治療法と言えます

ただし‥

ポイント

先進医療にかかる費用は
全額が自己負担となり保険適用
はされません

先進医療にかかる費用は数万
から数十万の比較的安価な
ものから数百万~一千万以上の
費用がかかるものもあります

※厚生労働省による認可は随時見直し
が行われていて先進医療から
保険適用になる事もあります※

 

また先進医療には2種類の治療法が
存在します

ポイント

①未承認、適用外の医療品
医療機器の使用が無いもの

②適用外の医薬品・医療機器
の使用がされるもの

 

先進医療|重粒子線・陽子線の違い

先進医療の中に”重粒子線治療”
”陽子線治療”とあるのはご存知
でしょうか?

陽子線:水素の原子核を用いており
副作用の予測が立ちやすい。
また多様な角度から
幹部を照射しやす病変の奥方向への
無駄な線量を少なく出来ると
言われています

重粒子線:炭素の原子核を用いており
幹部の細胞を攻撃するパワーが強く
病変の横方向への無駄な線量を少なく
出来ると言われています。

また、双方適応や治療効果には
大きな差は無いと言われています

また上記2つともほとんどの体の部位への治療が出来ると言う事と
年齢制限が無いと言うのも
大きな魅力だと思います

 

先進医療をお勧めする理由

 

具体例:50代男性 前立腺がん

入院・給付金請求を受けたお客さまで病名は前立腺がんでした

まだまだ50代の働き盛りで
40代の時に出来たお子様も
いらっしゃった為すぐに治療を
開始されました

この方は以前、お会いした際に既に
加入されている医療保険に
毎月の保険料に
”150円程度上乗せ”すれば
『先進医療特約』が付加出来る方
でしたので、勿論おすすめしましたが
その時にはまだまだお元気で

”まさか自分がこの後ガンになる”

とは、夢にまで思わなかった
のでしょう
お断りを受けました

実際、前立腺がんと告知を
受けた際に、医師より

「医療保険には加入されていますか」
「その保険に先進医療特約は
ついていますか」

と聞かれたそうです

聞けばまだお若い年齢から外科手術はすぐにでも出来るが前立腺がんの術後
の後遺症として

【尿漏れ】【性機能障害】
出るそうです

尿漏れに関しては個人差も
ありますが、数か月程度で改善される
らしいのですが性機能障害に関しては
術中に、再発防止の為、神経まで
取ってしまう事が多い為、難しい事が多いそうです

50代で、今後
「お子様を作られる予定が無いのなら‥」
とも思いますが
女性が何歳になっても女性であり続けたい様に

男性も何歳になっても男性で
あり続けたい方が多いようです

この悩みを解決できるのが先進医療で、医師も先進医療特約に
ついて確認をしてきたと言える
でしょう

※当時の内容ですが2018年4月からは保険適用になっています※

結局このお客様は三大疾病保障保険で200万加入されていたので
その200万+手術給付金+入院給付金を受け取られました

それでも

『あの時、+150円で付加出来てたのなら付加しとけば良かった』
と仰られていました

 

先進医療特約の選び方

ほぼすべての保険会社の”先進医療特約”では
次の2点が考えられます

ポイント

1回あたりの技術料の
実負担額

通算1000~2000万円まで

とあります

1回あたりの実負担額は勿論ですが、もし通算1000万と2000万で
毎月の保険料がそれほど変わらない
場合は、迷いなく2000万円のものを
選びましょう

 

先進医療の保険金の受取り方

注意しなければならないのが
先進医療で治療を受けた場合
一般的に『立替払い』と言う方法で
保険会社から支払われる事があります

その場合、病院には一旦ご自身の
預貯金等で先進医療費を
支払わなければなりません

数万円程度のものなど、ご自身に無理のない金額であれば構いませんが
それが、ご自身とご家族の生活に
ダメージを与える程の金額で

”先に病院に支払った後に
保険会社に請求”
では大変ですよね

それをふまえて

現在では保険会社から医療機関へ直接支払ってくれる保険も登場しています

 

選び方のポイント

既に医療保険に先進医療特約
を付加されている方は早急に
受取方法の確認をして下さい

これから加入を検討されて
いる方は、受取方法も
しっかりと確認の上
加入して下さい

 

先進医療特約の保障範囲

ここで注意しないといけないのが
保障範囲です

先程、一番上の項目にて
厚生労働省による認可は随時見直しが行われている旨
ご説明いたしましたが

治療の途中で
”先進医療に認可された”場合は
認められません

反対に保険加入時に先進医療として
認可されていないものが
その後認可されたものに関しては
保険金の請求は出来ますのでご安心下さい

 

ガン保険の先進医療特約

ガン保険に先進医療特約が付いているものがあります

ですが注意がとても必要で

”ガンに対する先進医療”のみ
支払われます

先進医療で治療できる範囲ですが
意外な病気や怪我でも治療できますので

「先進医療特約を付けている」
と安心せずに、それが”医療保険”
付けているのか
”ガン保険”に付けているかの確認を
必ずしておきましょう

 

まとめ

先進医療特約は付加させていた方が良い

先進医療はその名の通り
優れた技術である為今後無くなるか?
と聞かれたら
今後更に進歩して、この治療法が
当たり前の時代になると思います

そうは言っても先進医療の技術を
使うような病気やケガをするか?と
聞かれれば、それは『分からない』ですよね

それでも先進医療特約を付加させたとして、かかる保険料は
”今加入中の医療保険に+数百円程度”です

たった数百円程度の保険料であれば、お守り代わりに付加しておく方が
良いですよね

 

 

 

 

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